事業領域

　１９８１年、インバウンドという概念がまだ広く認知されていない時代から私たちは欧州の首都ブリュッセルを本拠地に、ヨーロッパの人々に向けて日本旅行の企画と実施を行い、また同時に欧州各地で日本の自然、食文化、歴史、芸能、工芸、サブカルチャなどを紹介し続けてきました。当社のプロモーションがきっかけとなり日本に関心を持ち始めた多くの人々がいること、それが現在のインバウンドブームの契機の一つとなっていると自負しております。

　未来を担う子どもたちに、わくわくする体験と早期英語教育の機会を提供するために、日本国内や海外で多様な体験学習プログラムを展開しています。自然の中での体験を通じて、人と自然のつながりと環境保護の大切さを理解すること、また外国人や同年代の子どもたちとの共同生活を経験することで、思いやりや多様性の尊重、競争の経験、そしてリーダーシップ＝先頭に立って行動することの意義を学びます。プログラムを修了して少し成長した子どもの姿、笑顔とありがとうの言葉、それが私たちの活動を続ける原動力です。

　現代アートの聖地と称される瀬戸内海の小さな島「直島」。この島の圧倒的な魅力に感動したベルギー人スタッフの発案がきっかけとなり、２０００年代後半からこの島の魅力をヨーロッパ人に紹介し始めました。そして増え続ける来島者に快適な宿泊を提供するため２０２０年「マイロッジ直島」（２０室・全室シービュー）をオープン。現在はマイロッジに加え島の表玄関である宮浦港の近くにカジュアルスティの「クイントハウス」（８室）、海を見下ろす丘に建つ古民家改装の一軒家「ヒルトップハウス」を運営しています。

　当社の源流の１つに東京・赤坂の名料亭「田川」、そしてその系列である「ベルギー田川」があります。そのDNAを受け継ぐべく香川県直島町に２０２０年、海を見下ろす南斜面にレストラン「ルークステーブル」（３２席）を開業、以後、石窯ピザの「ルークスピザ＆グリル（２８席）」、夕日が美しい「サンセットテラスバーベキュー」、狭い路地が続く海街に佇む「リトルプラム」（２８席）を開業、瀬戸内の海の幸と島の幸を用いたクラシックな料理が島を訪れるお客様から好評を得ています。

　瀬戸内の美しさは、明治時代から欧米の著名人たちに絶賛されてきました。また、絶景がパノラマのように広がる船旅を楽しめる世界有数の海域としても知られています。この豊かな海の魅力を存分に味わう最良の方法は、小型船でのクルーズです。数日間のチャーターヨットクルーズ、小型ボートによる島巡り、体験ヨットスクールなど、瀬戸内海のスペシャリストたちがお客様のさまざまな要望に応じた最適なプランをご提案しています。